【TechCrunchTokyo2018】StartUpBattleの感想まとめ【全ピッチ掲載】

【TechCrunchTokyo2018】StartUpBattleの感想まとめ【全ピッチ掲載】

2018年11月19日 8:16 AM
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TechCrunchTokyo2018に行ってきました!

初日のセッション内容については、

TechCrunchTokyo2018に行ってきたのでセッションの感想を書きます!

で書きました!

この記事ではTechCrunchTokyo2018の目玉コンテンツ、
StartUpBattleの感想をかきます!

参加したスタートアップのどれもこれもが素敵なサービスを展開していました!

それでは、
参加スタートアップのピッチ概要をどうぞ!

参加スタートアップの紹介&感想

各スタートアップのピッチを聞きながら書きなぐったツイートとともに、
感想を書きます!

KURASERU

代表が医療の現場で感じた課題

「退院」は必ずしも患者さまにとっていいことではない

を解決するサービス。

患者さまの負担なしで施設を探すことができる。

現状空室確認がアナログ(毎日施設に電話で確認)ということで、
今後のIoT化が課題。

地域の中心施設と行政を巻き込めばスピード感をもってスケールが可能とおっしゃっていたが、
やはり多少のマンパワーは必要そう。

inaho

農業従事者の生産性が近年横ばいという問題にロボット利用で切り込んだサービス。

「収穫はもっとゆっくりでもいい」

と農業従事者から言われるくらい、
効率的に収穫をおこなう模様。

色彩の認識ができないため、
大きさ(長さ?)でしか収穫して良いかどうかの判断ができないあたりが今後の課題か?

Yper

再配達率の高さという配達業者の悩み。
なかなか宅配物を受け取る時間がないというECヘビーユーザーの悩み。

それらを解決しようとしているサービス。

玄関前に宅配用袋を設置する

という単純な仕組みだが、
盗難保険などで利用者の不安をカバーできているのはグッド。

オートロックに関しても実験中とのことで期待大。

利用者の導入コストと、
袋のIoT化の両立が今後の課題か。

電脳交通

創業者がタクシー業界にいたときに感じた課題

バックオフィス業務が非効率すぎる

を解決するためのサービス。

配車時間や最適ルートの表示も行うとのこと。

全国のタクシー会社の大半が赤字ということで、
バックオフィスのスリム化で黒字化が実現できたら素敵だと思いました。

「Uber」とは競合しないとおっしゃっていたが、
やはり間接的には競合することになるのではないか?

BrainCat

コミュニティーの財布を一元管理して、
民主主義的に利用しましょうというサービス。

正直煩雑で私はつかわないと思いましたが、
Kyashなどのアプリを使わない層にはうけるのかも。

構成メンバーがあまりかわらないコミュニティーは少ないと思うので、
法人への営業が肝になる気がします。

ムスカ

バイオベンチャーすごたん。

畜産糞尿に幼虫をいれて肥料にして売っちゃいましょう

というサービスです。

畜産農家は畜産糞尿といういらないものを有料で引き取ってもらえてハッピー。
プラントは畜産糞尿を肥料にして販売してハッピー。
100%エコシステムなのでもちろん地球もハッピー。

という関係者全員がハッピーなサービス。

ただ、
導入コストが相当高いのと、
似たようなベンチャーがすでに多額の資金調達を終えているのがネックか。

とにもかくにも、
スケールに必要な調達総額が見えなかったです。

GVA TECH

契約書などのリーガル面をインターネット上でチェックできるサービス。

スタートアップは知らぬ間に法的な足かせをつけられていることも少なくないので、
契約書のリスク判定が瞬時にできるのは魅力的。

弁護士事務所に行くのは一般人にとっては少しハードルが高いので、
簡単にチェックができるのは素晴らしいです。

ただ、
現場結局最後は弁護士がチェックを入れているというのが実情とのこと。

単純な契約書判定だけではなく、
センシティブな問題までアドバイスできるまでアルゴリズムが発展したらいいですね!

NearMe

タクシーの相乗り相手をさがせます!

というサービス。

長距離をタクシーで移動するときなどは、
財布の中身が気になりますよね?

そんなときに目的地が近い相乗り相手がすぐに見つかったら便利です。

ただ、

・相乗りオッケー
・目的地が近い
・自分と近い場所にいる

を満たすアクティブユーザーを集めるのが大変だと思いました。

途中で先に降りる人の支払総額のアルゴリズムもどうなっているのか知りたいところです。

エアロネクスト

ドローンをソフトウェアからではなくハードから変えちゃいましょう!

という観点でドローンを革新しているスタートアップ。

重心位置に注目することにより、
ふらつきのの少ないドローンを開発。

知財という先端ハード開発に必要な部分にもすごくコミットしており、
しっかりしたスタートアップという印象でした。

ラーメンの宅配が可能になるという、
人類のためになる事業笑

中国系企業との今後の戦いに注目。

RESTAR

不動産投資事業者のバックオフィス業務を効率化しましょう!

というスタートアップ。

ちょっと不動産投資事業について詳しくないので、
具体的に何をどのように効率化するのかが把握できなかったです汗

不動産投資を検討する際に、
さまざまな資料を作成する必要があるようなので、
それらを一括で吐き出せる系だと思います汗

リスク投資である不動産投資において、
どの程度の企業がこのサービスを利用するのかが気になりました!

HiCustomer

SaasのためのSaas

顧客リストを管理し、
顧客をスコアリングすることにより、
顧客ごとのカスタマーサクセスを目指すシステム。

個人的にはすごくビジネスモデル的に素敵だと思いました。

今後はセールスフォースなどもこのような機能をパッケージ化しそうで、
そことの競合関係がどうなるかが気になります。

JobRainbow

社会的意義MAXで、
真摯にLGBT問題をフィックスしたいと考えていることが伝わってきた、
ひじょーーに好感のもてるスタートアップ。

質疑応答では、
もっとも理路整然と質問に回答していたのが印象的。

住宅ローンや保険金の受け取りを可能にするなど、
事業拡大の道しるべが明確だったのもよかったです。

よりサービスがメジャーになったときの個人情報の管理だけは気をつけて、
事業拡大していってほしいです!
(MIT卒のエンジニアがセキュリティーやってるみたいなのでご安心を)

ワンディー

歯科医師のためだけのSNS

を展開するスタートアップ。

歯科医師試験向けのアプリから、
このSNSを知ってもらえてるとのこと。

歯科医師の採用、広告、予約だけでどこまでスケールできるか、
今後の展開に期待です。

タイミー

面接なしですぐに仕事を見つけることができる!

というサービス。

シフトで数ヶ月後の日程まで埋められてしまうのはおかしい!

という気持ちから作られたサービス。

便利だとは思うのですが、

単純労働市場以外に手を伸ばせるか?

が課題だと思いました。
個人的には無理だと思います。

派遣された労働者が問題を起こした場合などは、
今後保険でカバーするとのことでした。

Smart Trade

日本人の貯蓄を投資に回そう!

という理念のもと投資用アルゴリズムを開発している会社。

正確な数字は忘れましたが、
年利230%程度を実現している
とのこと。

ソフトを利用して儲かった金額の30%が手数料。

まあぶっちぎりに胡散臭かったです!笑

ただ、
「日本人の貯蓄を投資に回そう!」という理念には共感しかないので、
海外の投資用アルゴリズムに継続的に勝利して欲しいです!

Eco-Pork

養豚場の生産性をITを利用して向上させましょう!

というスタートアップ。

豚さんへの深い愛情を感じるピッチでした!

現状はIoT化されていない部分も多かったのですが、
将来的なIoT化と人工知能の導入方針が明確で素晴らしかったです。

すでにビジネスとしてしっかり成り立っているところをみても、
他の動物への横展開も含めて将来性抜群のスタートアップだと思いました!

POL

アカデミックな世界にいる理系学生の積極的活用

を目指すスタートアップ。

すでに旧帝大の学生の囲い込みに成功しており、
企業と研究室のタイアップも実現しているサービス。

研究分野において日本はプレゼンスの低下が著しいので、
このスタートアップには期待しています!

将来的には

世界一の理系人材データベースを作り上げる

とのことです!

とくに課題などは見つからなかったです。

すむたす

不動産の売却は時間がかかりすぎる

という実体験から、
最短2日で売却から入金までを実現するサービス。

私も祖母の不動産売却でものすごく時間と労力を割いた記憶があるので、
ニーズは確実にあると思います。

ただ、
このサービスを利用するのは、

キャッシュが今すぐ必要な人

だけな気がします。

やはり適正価格よりも割り引かれた査定額になるので、
適正価格での買い手があらわれるまで待てるユーザーへの訴求は難しいのではないでしょうか。

後発組への対抗策も、
アルゴリズムだけで勝てるかについては少し疑問が残ります。

HERP

実際に採用活動を業務としていた創業者が、

候補者を観察することよりも、
事務作業や人事データの整理にばかり労力を割いてないか?

という疑問を抱き、
出来上がったサービスです。

HR業界で唯一サイトコントローラーを搭載(特許取得済み)している点など魅力的でした。

中立的な立場が特色だとおっしゃっていましたが、
やはり後発組との差別化は課題かなと思いました。

アートローグ

ものすごく画期的な技術を使用している感じはしませんでしたが、
完全なブルーオーシャンにITをもたらそうとしているところに独自性を感じました。

アートが好きで、アートを守りたいからこそ、
本サービスでアートの作り手を支援したいという気持ちがひしひしと伝わってきました!

ただ、
後発組への対抗策は???です。

私が一票を投じたスタートアップは!?

ツイートの通り、
ムスカに一票を投じました!

*ちなみに翌日ムスカが優勝しました

さいごに

はじめてこのようなイベントに参加したのですが、
めちゃくちゃ刺激をもらうことができました!

再来年には、
登壇サイドで参加できるように精進します!

みなさん、
素敵なプレゼンありがとうございました!

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公開日:2018/11/19

カテゴリー: ,

執筆者: みーぷー

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